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サラリーマン教師の日常

今だからこそキャリア教育

こんばんは。

寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

先日、びっくりしたことがあります。

 

それは、自分の学級の9割の子どもたちが夢を持っていなかったということです。

自分が小学生の頃は、ただ何となくNBA選手になりたいとかお金持ちになりたいとか漠然としたものがあったのですが、時代は変わったようです。

 

特に将来やりたいことがない。その様子を見て、職業辞典を手に取りました。

まず、どんな仕事があるのかを知ること。ここがとても大切でした。

なので、今日はキャリア教育について書いていきます。

 

 

今だからこそキャリア教育

まず、ここでのキャリア教育は、職業学習ではなく、人生設計のようなものだとします。いきなりなりたいものを見つけることは難しいからです。

まず、自分が一番好きなものを考えさせます。職業に繋がらなくても、将来的にやりたいことに繋がるためです。

多くの子どもはゲームと言います…

そして、将来は好きなだけゲームをしたいと言います。ここで大切なのは、否定しないことです。それだけで夢が消えてしまいます。

 

次に好きなことに関わる仕事を探していきます。

ゲームだけでもたくさん繋がります。例えば、ゲームを作るクリエイター、システムを構築するプログラマー、様々なメンテナンスをするエンジニア、ゲームを宣伝するプロデューサーなどですね。

他にも、ゲームの絵が好きならイラストレーターやデザイナー、ストーリーが好きならストーリーライターなどもありますね。

 

ゲームだけでも結構たくさんあります。このことを子どもたちは知らないため、うちの学級の子どもたちは明確な夢が持てていませんでした。

 

夢を持ってからが勝負

夢を持つことができれば、行動につなげることが大切です。が、これが学校では難しい…

学校での勉強が直接就きたい職業に直結するとは限らないからです。

正直、ここからは教師の役割はほとんど意味を成しません。自己決定に委ねられるからです。ですが、みんな成功するなら、早く成功したいと思いますよね。わざわざ遅咲きを始めから狙おうなんて人は早々いません。

 

なので、私は今勉強しておかないと、将来、自分の夢を他人に奪われるよと言っています。効果は期待できません。イメージしにくいですから。

 

 

結局のところ

結局、子どもの夢を叶えるために大人ができることって限られています。

子ども次第です。だけど、大人が道しるべを与えてやることはとても大切だなと感じました。10年先に今ある職業があるとは限らないからこそ、今できる精一杯の努力をする。大人も子どもも関係なくライバルですよ。年齢の枠組みを超えた競走に備えた人間が成功すると思います。

 

子どものやる気を感じられなければ、ぜひ一度真剣に職業と向き合う時間をとってみてはいかがでしょう。